このブログはエアロハウス建築のプロセスを見ていただくことだけが目的ではなく、自分のための備忘録と考えています。非常にマイナーなことまで頻繁にアップしますので、本人以外はなにがなんだかわからない可能性大です。申し訳ありません。

2017年4月20日木曜日

階段の最適解について

 とりあえず問題をはらんだままだが、進まないことには・・・
決定(選択)すれば別の可能性は失われるし、後悔や問題点も現れる。しかし決定しなけれは、可能性と不確定性の海でおぼれ、どこに進むこともない。
 階段の強度を突き詰めれば片持ち階段など考えること自体がおかしいのだから、強度問題だけに捕らわれていては本末転倒。まあこういうとき理系的には漸近的に局所最適解に近づこうとする。有り体に言えば「行き当たりばったり」と「手あたり次第」だ。

階段の壁はほぼ想定どおり作った。補強のため貼り付ける合板を厚くした。

最終的にはこの上に9mm合板がもう一枚乗ってくる。
階段踏み板の鉄鋼下地のプレート部分は6mmで、それを張り付けたとき面一になる。よって9mm合板を上にかぶせ隠すことができるが、プレートを固定するボルトは合板で隠せない。

とりあえず階段の補強についてはステップ1,2,3、4を考えた。とりあえず1をやって踏み板の強度や揺れ具合を見ながら2、3、4をやっていく。(2まではほぼやるつもり)
ステップ1)壁をすこし厚くする。プレートと踏み板を固定するためのビス穴をプレートと壁を固定するビスに変更する。ここまでは決定事項だが、前回ポストした投稿におけるリスクの分散化はできていない。また下地の割れに対する直接的な解決策でもない。
ステップ2)Z型(連結するとジグザグになる)のプレートを作って片持ち階段の自由端側を繋ぐ。また図面書いて小西鋼材さんに見積もりしてもらおう。自由端側を繋ぐので片持ち階段の強度や揺れには大きな効果がみられるはず。Z型プレートの連結部分は踏み板の中央にして、そこに手すりの縦格子を溶接する。見た目がどうか少し気になるが、効果は大きいはずなので、ここまではやる予定。手すりの縦格子の溶接は立面溶接だが、それほど強度も必要ないので大丈夫だろう。それよりスパッタ(溶接の火の粉)で木材、とくに階段踏み板が焦げないように養生を完璧にする必要がある。また溶接で踏み板が一部焦げるだろう。所方がないか・・・?
ステップ3)根元のプレートの上に補強プレートをかぶせる。補強プレートをかぶせやすいように9mm合板を張る前の面一のところまで根元のプレートを引っ張りだした。溶接ではなく根元プレートを固定するボルトを利用して隣り合ったプレート両方に被せるような補強プレートを重ねて固定する。リスクのポートフォリオをポートフォリオのリスクに変換でき木下地の割れに対する直接的な解答。ただし、壁に補強プレートが浮き出るのであまりやりたくない。ステップ2やった後でも自信がない場合これをやる。これも小西鋼材さんが激安でつくってくれそう。(90x500位のフラットバーに穴をあけるだけ)
ステップ4)ステップ2)で固定したZ金具の1段目を床まで伸ばし固定。これは片持ち階段の放棄を意味する。(階段踏み板の一方は壁から突き出て、もう一方は非常に細いジグザグのササラで床に固定しているように見えるはず)実際見た目はステップ2)までやったのとあまり変わらない。としたらステップ3)をやるよりこっちがいかもしれない
まあどうなるか見てみよう。

踏み板の加工に入る
板はt=25mmの赤松集成材。2枚重ねてt=50mmとする

ルーターテーブルの両脇にローラーテーブルをつくる

踏み板に丸鋼のための溝を製作中。2枚貼り合わせて1枚の階段踏み板になる。
すこしずつ溝を掘るのでまだ何度も繰り返す