このブログはエアロハウス建築のプロセスを見ていただくことだけが目的ではなく、自分のための備忘録と考えています。非常にマイナーなことまで頻繁にアップしますので、本人以外はなにがなんだかわからない可能性大です。申し訳ありません。

2016年9月25日日曜日

2F(アトリエ&キッチン)照明

(10/9修正)
2Fのライティングは以前からずっと懸案事項だが、そろそろ固めないといけない。

問題は
1)ライトの回路を通すスペースがあまりない
2)広い1フロア(14m x 8m)なので局所的なフロアライトだけでは絶対的に暗い。天井付けのライトが必要。(昼間は広い窓で大丈夫だろうが、夜は真っ暗)
3)天井は低めで2426mmでその下に330mmの梁が1Mごとに突き出ている。実質、天井高さは2096mmしかない。梁にライトをつけるともっと低くなり圧迫感があり歩くのにも邪魔。梁の間にライトをつけると高さは問題ないが、太い梁の間なので影を作り広く床を照らせない。
4)天井埋め込みのダウンライトはオフィスや店舗みたいになるのでできれば避けたい
5)エアロハウスの天井は幾何的できれいなので、シーリングライトを、必要な個所に「ぽつぽつ」付けたくない。できる限り規則的にして幾何的にしたい

非常に面倒だが以下の案で行きたい。
1) 2F天井、梁と横架材で区切られた天井の正方形の中央から小さなLEDライトをぶら下げる。すべてにつけると100以上必要(110㎡だから)になるが、現実的ではないので交互に1つ飛ばしで対角線に格子状になるようにする。
2) LEDライトは極力小さいもの。理想的にはシェードが10~15cmの球形、もしくはそれに類する形状にしたい。大きかったりまぶしかったりすると天井が見えなくなる。
3) LEDライトは梁の厚みを超えない程度ぶら下げる。(邪魔にならないように、梁より下に出っ張らない。天井から330mmの長さまでOK)。ただしランダムに長さを変えることで、天井に表情をつけたり、視線をひきつけたりできるなら、それもよい。
4) 2F フロアを、キッチン側(東側)と階段側(西側)に分け、左右別々にON・OFFできるようにしたい。

回路(電線)の設計
 天井の片側(部屋の西半分と東半分それぞれ)に5WのLED24個とすると120W。12Vで10Aも流れる。VCTFK小判型0.75sq2Cは7AまでOK。よってこれを梁交互に2系列で分割する。
つまり梁の通り芯B1からB7に対して
系列1) 西B1-B2間、西B3-B4間、西B5-B6間 合計LED12個
系列2) 西B2-B3間、西B4-B5間、西B6-B7間 合計LED12個
系列3) 東B1-B2間、東B3-B4間、東B5-B6間 合計LED12個
系列4) 東B2-B3間、東B4-B5間、東B6-B7間 合計LED12個
系列ごとに並列回路にすればそれぞれ60Wで5A。安全係数0.6で直流電源は100Wの容量のものを各系列ごとに設置すれば問題なし。
また、系列ごとにスイッチを入れれば調光器も不要になりそう。
(LEDの個体差があるので12個並列のLEDに1つの調光器を入れても、たぶんばらばらの明るさになるだろう)

施工については
1) 天井裏に回路を引いてから屋根を作るしかない
2) 24mm合板の天井に穴をあけ、天井裏から電線を2重に折り曲げて垂らしておく。LEDライトを配線するときに、それを切り並列につなぐ。
3) キッチン側の端は2Fトイレの天井からトイレ裏の壁のPSを通す。
4) 階段側の端は2Fドア(階段を上りきった場所)あたり。見えないように隠す必要あり。
5) キッチン側のスイッチはキッチン脇の冷蔵庫横あたりの壁と階段上りきったあたりの2か所。
6) 階段側のスイッチは、階段下、階段上りきった場所、キッチンの3か所。ただし階段用の照明を別に作る場合は階段下は不要。
7) スイッチの回路はDC12Vでやるか?それとも直流電源へのAC100VをON/OFFするか?AC100Vでスイッチしたほうが省エネだが、直流電源にスイッチが入った直後は12Vが安定しないかもしれない。