このブログはエアロハウス建築のプロセスを見ていただくことだけが目的ではなく、自分のための備忘録と考えています。非常にマイナーなことまで頻繁にアップしますので、本人以外はなにがなんだかわからない可能性大です。申し訳ありません。

2017年4月7日金曜日

とうとう階段に着手 溶接作業

最近お疲れだったが、久々の更新。
おそらくセルフビルド界、前人未踏の領域「片持ち階段」(壁から踏み板が突き出るタイプの階段)に着手することにした。
ただし、作ってみて弱そうだったり、揺れたり、踏み板がねじれて固定されたり、その他不備があったら、その時点で方針変更して「ニセ片持ち階段」にする予定。

まずは構造部分を溶接で作る。
溶接作業は安全講習受けただけのド素人。最初はアークを飛ばすのも四苦八苦。
その上床下の基礎コンクリートの上での作業なのでずっと中腰。ここが周りに迷惑にならず雨や火の心配もないので一番いいのだが・・・ヒューム換気はサーキュレーターを回す。

仮付け用のジグ。このほかに表面・裏面溶接用のジグを2種類製作した


6mmのプレートに径19mmの長い丸鋼(920mm)を通して仮付け。
穴は鋼材を買ったところにあけてもらった。
この他、プレートをボルトで壁に固定する穴や踏み板の木口にビス止めする穴もあけてもらった。
11セットで4万ちょっと。安いと思う。(ちなみにネットで調べたら片持ち階段を作ってもらうと150万~200万くらいかかるらしい。)踏み板は13段必要だが、最後に2段は梁が干渉するので、どうやって作るかまだ研究中・・・・。踏み板は25mmの集成材に溝を掘り丸鋼を挟んで50mmにする。せん断力部分だけを鉄で支える場合は丸鋼はこんなに長くする必要はない。その代り、踏み板を分厚い構造集成材で作るか、踏み板も鋼材で作ることになる。それを避けたかったので、丸鋼を長くして踏み板の心材とした。でも踏み板の厚さが木で50mm、その上25mmを自分で張り合わせるのだと揺れるかな?


仮付けを表裏上下を逆さにして8か所

仮付けの後、本溶接。これは裏側(壁側)

これは表側


最後の11セット目。やっと自分的にまともな溶接ができた。
達成感あり

溶接はアドレナリンが出て非常に楽しい。「鉄を熔かす」とか「火花が飛び散る」とか「1000度以上」とか「結構危険」とか、すべてのキーワードが男子受けすると思う。
「ブレストファイアー!!!」とか心で叫びながらアーク棒の先の溶融池(鉄が溶けている部分)をにらみつけている自分が怖い